
この春ブドウと「収穫期」を争ってみようと遊び心できめた。そしていよいよ秋。
今年は剪定の失敗らしく大貧作、窓から手の届くあたりに数房ぶら下がっているのみだが、そのぶん栄養が十分だったのか例年にない見事な粒ぞろいとなった。春から度あるごとに粒の固さを確かめながら負けてはならぬと編集作業を続けてきた。
350数ページ、初めて他人のエッセイを掲載することになりそう、ドイツ演劇作家Einar Schleef氏が1997年に僕の写真をもとに書いたものだが、彼の急死によって本来の企画が中断したままになっていた。「SCHWARZ ROT GOLD」、一回目の編集を終了して表紙の案を練っている最中だが、エッセイの使用が確実になることを想定して当初の表紙候補から随分かわったものとなった。試作1、これをしばらく眺めつつ、粒の熟れと並行して編集に磨きをかけることになる。いずれにしろ食べごろはもう目の前といったところか。
