
早朝に、といっても7時半ごろだが、携帯が鳴った。外国人なまりの男の声、車がついたという。最近寝つきの悪い日が続いていたし、おまけにオバマ徹夜の後だっただけに一番眠りの深い時を襲われた。それでも高血圧の効力、さっと飛び起きて門を開けた。先日注文した暖房ボイラー用の石油配給車だ。注文して配達まで3週間といわれていたが、長く家を留守にすると「嘘」をついて一週間後に配達、嘘も方便。
地下にあるタンクが何リットル用か知らないが、とにかく2000リットル注文した。これまで石油の注文はもっぱら義母のしていたこと、隣近所と相談して隣組まとめ注文をしていたようだ。配達料金がきっと安くなるのだろう、この7月にも隣のばあさんから声がかかった。義母が寝たきりということもあり僕に直接同乗誘いがあったが乗らなかった。そのころすでに昨年より30パーセントもの高騰価格だったが、専門家の意見は一致していた、これからもさらに値は上がると。一般に暖房用石油の価格は夏安くなるので、ほとんどの家ではこの時期にタンクを満タンにするらしい。日本行きを控えていたこともあったが、現金云十万直払いというのもあって、付き合いにくい隣の印象を与えたに違いない。秋に入ってアメリカの経済危機を契機に専門家の確信発言がウソになった。本当に専門家の言葉など信用できないし、何でこのグラーツの石油の価格がニューヨークで決められるのか、その仕掛けは理解できても納得できない。
まー、ここで話を広げることはないが、時期外れの給油車を隣のばあさんが窓越しに眺めていた。うまくやりやがって、なんて思っていたかもしれない。ちなみに、価格は夏から20パーセント下落した。

















