2009/02/10

遠くへ

つい先日、メキシコから又々ワークショップへ来てくれとの連絡があった。確か、2年前の秋に最初に話があって昨年の今頃行く予定になっていたが秋に延期し、そして今回の催促となった。が、正直なところ「遠くへ」いきたくないという単純だが強い気持ちもあって結局今回も断った。何十時間も飛行機に乗って、乗り換えてと考えただけでどっと疲れがでてしまう。まして最近メキシコでは麻薬絡みのマフィア抗争でアクションフィルム顔負けの白昼市街戦が頻繁に起こっている。危険や事故など顧みず売れ筋のおいしい獲物を狙って世界の秘境や極地を飛び回る健康青年冒険家の軽腰がうらやましい。

さて、今日は郵便物の局留めや新聞の転送などと留守中用の手続きをすませた。一人住まいなって10日間も家を留守にするのは初めてのこと、これまでは義母のおかげで何ら気にする必要もなかったことがこれからは些細なことまですべて処置対策をとらなければならない。何となく「この家」に引き留められているような磁力を最近強く感じてしまう。

メキシコ行きは正式に断ったわけでも諦めたわけでもない。今年は無理だと知らせたが、こちらが希望していた10人の参加者も決まったらしく、皆実現することを楽しみに待っているとの返事だった。ひょっとしたら、来年は人や家の呪縛から解放される年になるかもしれない。そして僕なりの『遠くへ行きたい』番組がスタートするかもしれない、ひょっとしたら。『ゲバラの道』とかいって……、売れ筋かも。