
ほぼ全快したと思っていた矢先にまた咳が、腰痛が戻ってきた、本当に老後のことが……
医者に行けばいいのにと言われるが、腰が重い。完全復帰にはなりそうもないが久しぶりの記帳。その間いろいろなことが内、外で起こった。話題性からいうと、まずケルンテン州知事が酒気帯び運転で事故死、1.8ml/Lと泥酔状態、極右翼派の党首でもあり、この10月に行われた総選挙でも不死鳥のごとくよみがえったばかり。今回初めてオーストリアでは16歳から選挙権が与えられその成り行き、結果が高い関心を呼んだ。グラーツで行われた検死結果に不満な家族は再度スイスかイタリアでの検死を計画しているという。享年58歳、ほぼ同じ時間を生きてきたわけだ。
かつてのウイーン市長の急死、人気市長だっただけにそれなりに話題になった。そして隣のお爺さんもつい先日亡くなった。ちょうど眠れぬ世を過ごした早朝、コンスティーの墓越しに救急車が停まっているのを見かけた。まだ日の明けぬ6時頃か、隣家で救急事態が起きたことは確かだったが、親しいわけでもないのであえて聞くこともなかったのだが、その数日後亡くなったらしい。心筋梗塞、垣根のこちら側に卵やカボチャやケーキの入った袋をつるし渡しをしてくれたのも彼だった。義母が親戚の所に移ってからも何度も見舞いの声をかけてくれた。いつも垣根越え、夏には壊れた鉄網をすべて直して、それ以来鶏の夫婦の越境訪問もなくなった。
今日から冬時間に変わった、確実に昼が短くなって、暗い日々の到来、内的な仕事に集中すには最適なころとなりつつあると言えるかもしれない。考えてみると、これまで写真集の制作を始めたのは例外なく終秋から冬にかけてのことだった。この時期、死や死にまつわることに最もふさわしい季節なのかもしれない。
















