2007/09/11

秋晴れ

久しぶりのSchlossberg、グラーツの顔というかシンボルというか誰もが一度は、という丘に登った。遠来の客が無い限り僕には無縁の丘。今日は雨上がりのすがすがしい空気と微風、遠景がすばらしかった。街の中心部をムーア川が流れる。山脈の向こうはスロベニア。川を境に右側が2区、左側が一区、一応世界遺産に指定されている。2区はいろんな意味で差別されてきた。だからという訳でもないが、2003年にKunsthausが建てられた。タコの吸盤みたいな 一風変わったPeter Cook による建物、同時にその隣にへばりつくようにしてカメラ・オーストリア館も誕生した。昔々、僕もメンバーの一人として設立した一介の写真活動団体が一等地に活動拠点を手にしたのだ。独自の展示会場と事務所からなるが家賃は「一円」、グラーツ市から我々の活動に対してのご褒美という訳だ。こうして丘の上から眺めているとそこに行き着くまでの長い道のりを思い出す。80年に立ち上げた季刊誌『カメラ・オーストリア』も99号が出たばかり、この冬には記念の100号となる。色々検討したが結局「いつものごとく」普通の号にすることに決めた。大事なことはkeep on doing、 keep in touchということだ。ちなみにKunsthausを含めた全館オープン展は「Keep In Touch」、日本の現代写真展だった。