
最近手作業を離れ頭の体操にモード切り替え中、ちょっとupから遠ざかっていた。丁度ドイツからコレクターが訪ねて来ていたりとあっという間に時が過ぎた。今回もアトリエ存在効果十分、広々とした所で新しいプリントを見せ、コレクターも多いに満足、これでまた一件落着、そしていよいよ庭の楓を切るところまできた。来週から配水管工事も始まる「予定」、今日しかない、日曜に騒音を出してはいけないという法律があるからだ。芝刈りも垣根の剪定も、とにかく音の出る器具を使うことは許されない、大声で叫ぶのもしかり。タコの脚のように根元から八方に伸びる主軸木を電動のこぎりで切る作業、丈がかなりあるので公道や隣家の庭に倒れないようにしなければならない。段梯子を一杯に伸ばし、最上段でさらに背伸びをしてロープを出来るだけ高い位置に括る。根元から切ると長すぎるので途中から切らねばならない。梯子に仁王立ち、両手で電動ノコをもち意図した方向に倒れるように切込みを入れる、しかもその場で切断してはいけない、ある程度残しておいて梯子を降りて遠くからロープを引っ張る。これが一応木を切り倒す手順、しかし電動ノコのコードが足元に絡んだり、不安定な梯子の上で適当な角度に切り込みを入れる作業は意外と難しくかなり危険、ちょっと間違えば指などすっ飛んでしまうし、切込みをしすぎると勝手に倒れてその跳ね返りをもろにくらうことになる、想像しただけで血の気が引く。手伝っていた光明が時折叫ぶ声を聞いてやっぱり隣家の主人が顔をだした。四方の隣家でも一番気心知れた人、ロープ引きに自由参加、たかが落ち葉といっても少々気にはなっていたのだが、主人も切り倒すことに大賛成。いよいよ最後の一本に、これが燐家の庭先まで伸びている難物、おまけに一番太い、ロープ、切り込みと少し慣れたのがいけなかった。切ってい る最中に意図していた方向と反対側に、つまり燐家の垣根に被さるように目の前で倒れてしまった。ロープの力などとても及ばない、鼻の頭をかすめるように、ま さに危機一髪だった。本人としては二人の「危ないー」という大声のほうにより怖さを感じたが、とにかく無事終了。もっとも脚を切られたタコみたいにまだ本体が残っ ているが、夕闇迫りで作業は中止、続きは月曜となる。土曜、日曜には家の上空を飛来するヘリコプターが増える、一様に山の裏手にある総合病院に向かっている。週末の素人作業で大怪我をする人が多いためだ。

明日から冬時間、深夜3時に短針を一時間逆まわし、そしていよいよ本格的な冬の到来にそなえることになる。気分としては「冬よ、僕に向かって来い!」といった感じか。