2007/10/19

まわる、まわらない

寝付けない日が続く、お茶の飲み過ぎかもしれない。家に居るときは一日最低15杯、それも夜が多い。当然朝が遅くなる。日本から持ってきてもらったお茶がきれて、ウイーンの日本食品店で買ったまずいやつを飲むようになってからだと気がつく。10時過ぎに目を覚まし、まずはお茶をと台所へ、まだ半寝の状態。「Seiichi、乾燥機が動かない」と義母が険しい顔をして寄ってきた。もう言葉なし、「朝」から何たることか!でも仕方ない、流れの予感通りだ、これはすごいことになっているとしか言いようがない。きっとれいの魔女が遠隔操作でもしているのではないか、なんてくだらない事を考えながらスイッチを入れてみた、確かに動かない。濡れた洗濯物が入っていた。これから春になるまでほぼ洗濯物は乾燥機で乾かすことになる、そして義母の大事な「日課」の一つ、リズムが狂うわけだから険しい顔も本物、生死に関わる問題なのだ。仕方なく大型ショッピングセンター廻りの一日と決める。3箇所ほど見たが機種が多すぎて何を買ったらいいか見当がつかない。店員といえば概ねいい加減で肝心な質問には答えが返ってこない、最後に目星をつけたMieleを購入しようと決めたが、コンデンサー式か排気式か迷った。換気扇でも失敗してるし、急いでろくなことがない「流れ」を思いだし一先ず我慢して帰ることにする。最近ネットで品質や性能の比較チェックが出来る、早速アトリエから持ってきたノートブックで調べる。消費エネルギーや使い勝手など、ドイツの機関Warentestの評価は有名、まずこれを信用して間違いないとさえ言われている。「鉛筆からロケットまで」(これは三菱か?)、およそ全ての商品の評価をしており、最近オーストリアでも売り出した「Yakult」も「gut」、つまり良品との評価がされた。どれだけ中立な機関か知らないが、「sehr gut」が最高、企業にとっては如何なる広告よりも広告になるとさえ言われている。僕の選んだ機種も「gut」、迷うことなく明日買いに行くことに決めた。が、念のためにともう一度ドライバーをもって地下へ。どうせ破棄するなら、いつもの癖でスイッチを開けていたずらでもしてみようかと思ったからだ。蓋をしてスイッチを、まさかとは思ったが何と動くではないか!いったいどうなってんだ。危うく魔女の手中に落ちるところだった。急がば回れか、機械が壊れてなかったことより、決定的瞬間に例外的に急がないほうを選んだことが嬉しくて、一日の浪費も許せる気分となった、というお粗末な話。ところで、浴室の換気扇も勝手にリレーをして(配線をいたずら)動くようにした。スイッチを切ってからも数分回り続けるという機能はなくなったが、立派に動いている。